エージェンシー制度は難しい
日本でエージェンシー制度が公共放送でニュースで流れてました。
結論を言うと、日本の芸能界では、エージェンシー制度は上手くいかないと思います。
モデル事務所は、その点エージェンシー制度に近いとは思います。 オーディションの情報を提供する点です。
芸能・俳優事務所が上手くいくには、時間が掛かります。 現在の会社方針やマネージャーの営業方針を変えないと難しいです。
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もちろん会社はマネジメント契約しているタレント・俳優を優先して仕事を入れていきます。 彼らに固定給を会社が払っている場合、それは会社としては経費が発生してますので、売り上げを立てないといけません。
一方エージェンシー契約をしているタレント・俳優は、固定給が無い場合毎月経費は出てきません。 毎月の売り上げ目標はあると思いますが、エージェンシー契約の俳優・タレントは優先順位は後になります。
日本の芸能事務所は、「マネージャー」と「制作側(キャスティングやプロデューサー)が顔を知っている場合、 指名て仕事を得られる事が多いです。これは日本の営業の現場は、商品よりも営業の「顔」を思い浮かべる事が多いです。
つまりは、芸能・俳優事務所のマネージャーの仕事とのやり方は、キャスティング権があるプロデューサーやキャスティングデイレクターへの「貸し借り」や「恩を売る」や「恩を買う」など、「感情の営業」が仕事のやり方です。
ですので、オーディションは、当たれば俳優の力もあり幸運。 バーターやなんでも売り上げを会社に入れば良いとの考えは、経営理念からはすごく真っ当です。
オーディションに通る「俳優」や「タレント」を育てる「明確な方法と答え」が無いのも一理あります。
そうすると自分で目を通して仕事を選びながら、育てていく「マネジメント契約」が「お互いに気分が良い」のです。
エージェンシー制度は、自由に仕事の幅が選べますが、封建的な日本の芸能の世界だと、「調子が良い人だな〜」や「八方美人」と誤解されると思います。
これは制度が浸透にするには、まだまだ時間が掛かります。